遺族年金の通知書が届かない
遺族年金の通知書が届かないというワードを目にしたので、少しまとめてみたいと思います。
まず考え方としては大きく2つあります。
①遺族年金の請求をしたのにまだ通知が届かない
②遺族年金をもらっているのに、通知が届かない
①遺族年金の請求をしたのにまだ通知が届かない
まず①については、請求をしてから通知が届くまで一定の時間がかかります。
さらに年金は基本的に月に1回しか決定しませんので、最大30日の幅が出てしまい、それにあたってしまうと、結構待たされることにはなりますね。
いちばん最初は、年金証書と振込額を知らせる通知書が届くことになります。
②遺族年金をもらっているのに、通知が届かない
続いて②については、年金相談員時代よく受けていた質問の中に、老齢年金の通知は届いたんだけど、遺族年金の通知が届かないといったもの。
こちらのケースの方が圧倒的に多いと思います。
これは、振込通知書というのは、基本的には年に1回6月にしか送られないという考え方があります。
そしてその額に変更があった場合は、改めて8月なり10月なりに送られてきます。
遺族年金(障害年金もですが)は、ほとんどの方については、年度頭に年金額が決まったらその年度はずっと同じ金額です。
6・8・10・12・2・4月の原則15日に受け取る額は同じです。
なので、8月や10月は老齢年金については振込通知書が送られてくるのですが、遺族年金の分は送られてこないというわけです。
ただここで1つ注意が必要です。今まで遺族年金をもらっていたのに6月15日までに通知が届かなかったら、それは気にしていただいて構わないと思います。
最終的に6月15日に年金が振り込まれていれば問題ないのですが、もし振り込まれなかった場合は、さまざまな理由で支払停止となっている可能性も0ではないので、ねんきんダイヤルや年金事務所にお問い合わせいただいた方がよいかもしれません。