年金は支払った保険料分何年でモトが取れるのか
【国民年金】
20~60歳までの40年間(480月)納付すると満額になる仕組み
◆ 2023年度の額で計算した例
老齢基礎年金の満額:795,000円→1か月納付に対応する年金額 795000/480=1656.25円/月
国民年金保険料:1か月あたり16,520円<定額>
1か月あたり16520円納付して1656.25円の年金になるので16520/1656.25=9.974
約10年で元が取れる計算
【厚生年金】
・報酬比例部分と定額部分に分かれる
・収入によって保険料が異なり、かつ将来受け取る年金額も違ってくる性質
【報酬比例部分】※厳密には異なる
平均標準報酬額(月あたりの給料と賞与の額)×5.481/1000×加入月数
【定額部分】※厳密には異なる
1657円×被保険者期間の月数
◆ 以下2023年度の額で計算した例
平均標準報酬額を36万円、そして20~60歳までの40年間厚生年金加入とした場合
【報酬比例部分】360000×5.481/1000×480=947116.8
【定額部分】1657×480月=795360
947116.8+795360=1,742,476.8円/年
【厚生年金保険料】
360,000円×9.15%(従業員負担分のみ)=32,940円/月
【老齢厚生年金+老齢基礎年金】
1,742,500円/480⇒1月あたり3630.2円
1か月あたり32940円納付して3630.2円の年金になるので32940/3630.2=9.073
⇒9年強で元が取れる計算
※厚生年金の企業負担分を考慮しない場合